ESMO Virtual Congress 2020

Abstract 1257O 肺癌


Durability of clinical benefit and biomarkers in patients (pts) with advanced non-small cell lung cancer (NSCLC) treated with AMG 510 (sotorasib)

First Author : David S. Hong

AMG510(sotorasib)治療を受けた非小細胞肺癌のクリニカルベネフィットの持続性とバイオマーカー

背景

 KRAS G12C変異は非小細胞肺癌(NSCLC)の約13%にみられる。AMG 510 (sotorasib)は新しい高選択性のKRAS G12C阻害薬である。KRAS G12C変異を有する固形癌患者において、抗腫瘍効果と安全性が示されている。今回、Hong氏らはsotorasibの第1/2相試験に登録されたNSCLC59例における安全性と有効性の評価とバイオマーカー解析を行った。

対象と方法

 sotorasibの第1相試験(CodeBreaK100試験:NCT03600883)は多施設非盲検の用量漸増試験で、KRAS G12C変異を有する既治療の固形癌患者を対象に実施された(図1)。活動性の脳転移を有する患者は本試験から除外された。登録患者はコホート1(180mg)からコホート4(960㎎)まで各コホートに2~4例の患者が割り当てられ、6週毎に画像評価が行われた。安全性のフォローアップおよび長期フォローアップを経て、第二相試験(用量拡大コホート)として規定した用量(960㎎)でさらに20~60例の患者が登録された。主要評価項目は安全性、副次評価項目は薬物動態、奏効割合、奏効持続期間、病勢コントロール率、無増悪生存期間、SD(不変)判定の持続期間であった。(図1)

図1. 試験デザイン

Abstract 1257O
(発表者の許可を得て掲載)

このコンテンツは会員限定です。ログインをしてご覧ください。

ユーザ登録 ログイン

レポート一覧へ