2020 Virtual Scientific Program American Society of Clinical Oncology®

Abstract 9500 肺癌


Nivolumab + ipilimumab versus platinum-doublet chemotherapy as first-line treatment for advanced non-small cell lung cancer: Three-year update from CheckMate 227 Part 1.

First Author : Ramalingam S, et al.

進行非小細胞肺癌に対する一次治療におけるニボルマブ+イピリムマブ併用療法とプラチナ製剤併用療法の比較試験:CheckMate-227試験 Part1の3年追跡データ

背景

 ニボルマブ(NIVO)+イピリムマブ(IPI)併用療法は進行非小細胞肺癌の一次治療を対象にした無作為化第3相試験:CheckMate-227試験において、NIVO+IPI併用療法は有意な生存期間の延長を示した(Hellmann MD, et al, N Engl J Med 2019;381:2020-2031)。NIVO+IPI併用療法は、米国において、PD-L1≧1%、EGFR/ALK遺伝子異常陰性の進行非小細胞肺癌の一次治療で用いられている。今回、約3年に観察期間を延長したデータが報告された。

対象と方法

 CheckMate-227試験は、PS良好、未治療のドライバー遺伝子変異(EGFR/ALK)陰性進行非小細胞肺癌を対象として、Part1a (PD-L1≧1%)、Part1b (PD-L1<1%)の2コホートに分けられ実施された1700人規模の大規模第3相試験である(図1参照)。コホートPart1a(PD-L1≧1%: n=1189)はNIVO(3mg/kg Q2W)+IPI(1mg/kg Q6W)群、化学療法群、NIVO(240mg Q2W)単剤群の3群に、コホートPart1b(PD-L1<1%: n=550)は、NIVO+IPI群、化学療法群、NIVO(360㎎Q3W)+化学療法群に、それぞれ1:1:1で無作為に割り付けられた。今回の発表の観察期間中央値は43.1か月だった。

図1 CheckMate-227試験のデザイン

Abstract 9500
(発表者の許可を得て掲載)

結果

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